ザクロの彼岸

モノを書いたり書かなかったり

最強って良いよね。哲学で最強ってのがいい。

 最近このような本を読んだ。

 

「史上最強の哲学入門」

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

史上最強の哲学入門 (河出文庫)

 

 表紙からしてバキなのだが、内容もバキしている。

グラップラーの方な。

 

グラップラー刃牙が「最強の戦闘能力」を目指すなら、

この「史上最強の哲学入門」では「真理にどれだけ近づいたのか」で最強度合いが決まるようなストーリー仕立てになっている。

哲学の歴史を紐解く本なんだけど、その中でも偉い哲学者たちが「先人の否定をしていく歴史」によりフォーカスしているように感じた。

 

「コイツのこの辺りの考え方が間違っている。俺が正しいと考えているのはコレだ。だからお前は俺より賢くない!」

という事を哲学者の皆さんは紀元前からやっていた。

それを格闘のようなスタイルで表現している訳だ。素晴らしい。

 

それが時系列で表現され、先人のどこを否定してどこの部分の考え方を推し進めたのかを非常にわかりやすい文章で教えてくれる。まさに哲学のナナメ読みが出来る。

 

神はいるのかいないのか、真理を追い求める意味とは?国家ってなんであるの?いるの?おいしいの? というまさに哲学的な人類の進化を簡単に読ませてくれるこの本はとても素晴らしい。素晴らしすぎるッッッッ!!

 

俺は哲学なんてさっぱり好きじゃないけど、こういう風に解説をしてもらえると、

自分がこうやってブログに何か書いたりとか仕事で書き物をしている行為の中にも、偉大な哲学者のエッセンスや影響が知らないうちに入り込んでいるんだ、と納得できる。

 

ソフィーの世界より早く読めて深く理解できる良書でございました。

暇があったらソフィーの世界も買ってみると良いよ。

筋トレ用に!

 

ソフィーの世界

ソフィーの世界